Giulietta Machine

Giulietta Machine

Infomation

Giulietta Machine ライブ@アケタの店

2024/06/25(Tue)

西荻窪 アケタの店 開演20:30
3,000円(1ドリンク付き)

【Giulietta Machine】
江藤直子(Voice, Keyboards) 、大津真(Guitars)、藤井信雄(Drums)、西村雄介(Bass)

□ 1stアルバム「Giulietta Machine」再配信開始

イーストワークスエンターティンメントの解散により長らく廃盤になっていました、Giulietta Machineの1stアルバム「Giulietta Machine」が、リマスターされてSpotify、Apple Musicなどで配信再開されました。

江藤直子(vo, key)、大津真(g)、藤井信雄(dr)

— ライナーノーツ —
このレコードはなるべく大きな音で再生して下さい」とはロックのレコード・ジャケットにおける慣用句だけど、たまに「なるべく小さな音で再生して下さい」という言葉が似合いそうな風情の音楽にジャンルを問わず出会うことがある。ジョアン・ドナート、クララ・ハスキル、ウォーレン・G、アイレス・イン・ギャザ、ウォルト・ディッカーソン、ロバート・ワイアット、グラッドストン・アンダーソン、ラリー・ハード、ホーギー・カーマイケル、ハロルド・バッド…と挙げていくとキリが無いのだが、要はその静けさを感じさせる佇まい自体が、スピーカーから聴こえてくる旋律とは別のストーリーを物語る美しい音楽。
そして、この<ジュリエッタ・マシーン>というユニットの処女アルバムもまた、「なるべく小さな音で再生して下さい」という言葉とともに人に薦めたくなるような、厳かな存在感を放つ作品だ。サンバ/ボサノヴァの精神性を匂わせながらも、限りなく室内楽に近いジャズであるような気もするし、サンプラーを用いたアヴァン・ポップと呼びたくもなる。 --ウィスパー・ヴォイス、ギターやピアノの抑制された音色、電子ノイズ、サンバや4ビートを刻みそうで刻まないリズム、カメラのシャッターのサンプリング音、特殊な音像定位。たとえばこういったフラグメンツが曖昧に結びつくことで聴く者の官能をひどく刺激する‘装置’として機能するのが、ジュリエッタ・マシーンの音楽だ。
女1と男2という映画的記憶を呼び覚ますメンバー構成もまた、このユニットの一つの味わい。江藤直子、大津真、藤井信雄という3人のメンバーの経歴は別途プロフィールに目を通せばわかってしまうのだが、本作に接するときには一時忘れ、作品の中だけの三角関係を想像し楽しんでみてはどうだろう。それが「突然炎のごとく」なのか「淑女超特急」なのか「ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」なのかはお任せする。ところでユニット名の由来を僕は知らない。「魂のジュリエッタ」でフェリーニの妻でもあるジュリエッタ・マシーナがやたら総天然色な白昼夢を見まくっていたことを思うと、プリンスの曲「エンドルフィン・マシーン」とほぼ同義で、つまりは聴くモルヒネということになるのか。いずれにせよ彼らの透き通ったサウンドは、致死量近い麻酔を含んでいるからこそ、艶やかさが漂っている。そして、その冷やかな感触は部屋の温度まで下げてくれそうだ。夏の昼下がりに何度も再生されることを推奨する。 (今村健一)

→Spotify >

→Apple Music >

□ “Giulietta Machineの世界” -Dreamy Heavenly TV『Linx!』

2017年2月18日(土)に放送された、インターネットTV「ZAPPA TOKYO、Dreamy Heavenly TV『Linx!』」のGiulietta Machineの特集。アーカイブで視聴できます。

リンクス#5「GIULIETTA MACHINE の世界」

“聴くモルヒネ”ジュリエッタ・マシーン。妖しいカルテットの魅力をPV、LIVE映像、TALKで2時間特集!”
ゲスト:大津真・江藤直子(from GIULIETTA MACHINE)
https://freshlive.tv/zappa

MUlietta MUchine2017 at 吉祥寺Manda-La2

2017/03/29(Wed)
【Giulietta Machine】
江藤直子(Voice, Keyboards) 、大津真(Guitars)、藤井信雄(Drums)、西村雄介(Bass) ゲスト:小森慶子(Sax)
【MUMU】
植村昌弘(Drums)、本間太郎(Keyboard)、小森慶子(Sax)
open19:00/start19:30 ¥2200/2500+drink
->吉祥寺MANDA-LA2

□ Giulietta Machine ライブ音源がApple Musicで配信開始されています

-> Apple Music

□ Youtube

-> ライブ映像